■ SONiCS Anima
	
	
	
	
	SONICS社はブリロンなどで有名なAudio Physic社で設計を担当していたヨアヒム氏が新たに興したブランドとのこと。
	極めて強固な筐体とハード系の振動板を使った現代的なSPだ。
	音的な特徴は、ハイスピードでピンポイントな定位だろう。
	抜群の音場表現で3次元的な空間を再現する極めて現代的な小型スピーカーである。
	写真のSP台も珍しい形だが119pと悪くはなく、よく考えられている。
	仕上げ:Maser birch(メーサーバーチ) 
	外形寸法:W178×H318×D236mm 
	重 量:6.0kg(1台)
378,000円
| 総合Ge3値 | |
| 123.8pz | ノーマル | 
| 125.2pz | 要石25 | 
| 129.4pz | トルネード1 | 
| 130.7pz | トルネード3 | 
| 131.7pz | 大地6 | 
| 133.9pz | 雲泥 | 
| 139.6pz | 自立柱 | 
| 140.7pz | クロアゲハ | 
| 146.8pz | 茅蜩 | 
| 152.6pz | もあれ | 
| 153.3pz | 地球独楽 | 
	Ge3チューンを施すとGe3値が順調に伸びる。
	これは基本的な性能が極めて高いのだろう。
■詳細情報
	sonics_anima 
	アニマはブックシェルフタイプの2ウェイモニターです。 小さな部屋でも十分に魅力を発揮することができます。 また、リスナーがスピーカーから2m くらいの距離で座るなら、広い部屋でも非常に良い結果を得ることができます。
	ツイーターユニット: このツイーターユニットはメタルコーンとソフトドームの良いところを併せ持っています。コンパクトなアルミニウム/マグネシウム合金コーン振動板は、幅の広いファブリックサラウンドのセンターに位置しています。このコーン振動板は、軽量かつ堅牢で、分割振動は可聴帯域よりはるか上にあります。 そして幅の広いファブリックサラウンドはコーンの動作領域の拡大に貢献します。これには、能率の向上とカットオフ周波数を下げるというふたつの利点があります。また、このファブリックサラウンドは音の放射に悪影響をおよぼさないよう設計されています。メタルコーン振動板はこのファブリックサラウンドによって最適にダンピングされています。またエアギャップは、最新のテクノロジーによる低粘性のフェロ流体(粘性によるディティールや解像度の低下が全くない)によって浸されています。フェロ流体は冷却効果ともに、許容入力と耐久力の増加に寄与します。許容差は最小にされて、ウォブル効果が回避され、歪みは減少します。 結果、素晴らしくリニアリティーの良い (0.1% Intermodulation at 1Pa )ツイーターユニットになっています。
	ミッドバスレンジユニット:ミッドバスは鮮明度に優れた、特に良いダイナミックな解像度に最適化されたユニットです。サスペンションシステム(サラウンドとダンパー)、磁場、およびボイスコイルの位置のすべての部品がKLIPPEL(R)社アナライザーシステムで最適化されています。レーザーテクノロジーを駆使し、すべての動的パラメータを制御することができます。研究と努力の結果、抜本的な歪みの減少と能率の向上を実現しました。ダイナミックさは、かつて無いほどスムースに表現できます。コーン振動板は、最適のジオメトリーを用いた、非常に堅牢で軽量なメタル・コーンです。空間的な再現にとても重要なディティールの表現と、素晴らしい低域の鮮明度を実現するのに重要な役割を担っています。コーン振動板の分割振動は、ターンオーバー周波数からはるかに離れた8kHz より上にあります。残っている共振はクロスオーバーの特別な回路によって確実に抑圧されます。
	キャビネット:コストと加工のしやすさから、スピーカキャビネットはほとんどMDFが使われます。しかしながら、音の面からみて最適の材料だとはいえません。重さ、堅さ、およびダンピングの比率はそれほど良くはありません。キャビネットの遮音性は低く、濁り音を発生させます。SONICSでは13 層の樺材のマルチプレックスを使用します。マルチプレックスは、比較的軽く、堅く適度にダンピングされています。多層構造により遮音性は高く、これらの特性は、特殊なダンピング材でより最適化されます。
	クロスオーバー: 良いクロスオーバーはキャビネットの固有音の周波数特性を考慮に入れなければなりません。それらは実際のキャビネットとユニットの自由な動き(無響室の無限大バッフルの)、回折、および屈折効果で構成されます。これとは別に、キャビネットの空間的な位置決めも考慮しなければなりません。重要な影響は、ミッドバスレンジにおけるツイーターへのバッフルの影響です。バッフルは低域に影響します。低域のトーンをサポートする非常にスリムなバッフルはそのためです。SONICSでは、このために最適化したディフレクション・コントロール・コンセプトを採用することで解決しました。スピーカーのエッジで起こってしまう回折、および屈折の影響は、高域において周波数特性におけるピークとディップを起こします。これとは別に、フェーズレスポンスの乱れが起こります。巧みなディフレクション・コントロール・コンセプトにより、高域において、周波数とフェーズレスポンスの両方の乱れを取り除きます。これに加えて、クロスオーバーはトランジショナル・フィルターとして設計されます。フィルターは対称であり、18dB/oct .の減衰特性を持っています。後方に傾斜したバッフルと共にクロスオーバーはターンオーバー周波数の範囲でミッドバスとツイーターのフェーズ合わせています。究極のリニアリティーを実現しました。
	サウンドクオリティー: サウンドは、とても自然で、オープンです。空間的な広がりは、3 次元的でホログラフィのようです。音調のバランスはニュートラルです。周波数特性はフラットです。低域の伸びは素晴らしく、驚くほどダイナミックに鳴ります。
	アニマは、非常に音楽的であり、ストレスを感じることなく何時間でも楽しむことが出来ます。
	<仕様>
	方 式: 2ウェイバスレフ型
	ツイーターユニット: 22mmアルミ/マグネシウム・アロイ・メタルドーム
	ウーファーユニット:150mmメタルコーン
	インピーダンス: 8Ω
	効 率: 86dB/1m/2.85V
	周波数特性: 50Hz~33kHz(-3dB)、100Hz~30kHz(+/-2dB)
	最大入力: 120W
	ターンオーバー周波数:2.25kHz(特性18dB/oct.・トランジショナル・フィルター)
	仕上げ : Maser birch(メーサーバーチ)
	外形寸法: W178×H318×D236mm
	重量: 6.0 kg(1台)

