■ AERIAL ACOSTICS MODEL7T
アメリカのSPメーカである。
かなりハイエンド志向のメーカであるのは確かだが、オーソドックスで奇をてらわない正攻法で驚く音を実現している。
まったくAERIAL という名の通りで、ある意味、神がかり的なSPだ。
随分前にMODEL9で聞いたカラスは初めてで衝撃的だった。
聞けば社長さんは物理畑の人だそうだ。
物理学の先に何かを見出しての命名なのかもしれない。
126.8 pz | 元の絶対Ge3値 |
127.3 pz | オタクGe3値 |
134.5 pz | もあれ |
139.4 pz | トルネード3 |
143.8 pz | 大地 |
149.8 pz | 要石25を使うと |
129.9 pz | 鬼太鼓座Ge3値 ※ |
※あくまで上の感性基準です。 |
■メーカ情報
ドライバー・ユニット、エンクロージャーそしてクロスオーバー・ネットワークといったスピーカーデザインの3大要素を極限まで磨き上げ、高い次元でバランスさせること、それこそがエイリアル・アコースティクス社のスピーカー設計におけるポリシーです。
エイリアル・アコースティクス社を主宰するマイケル・ケリーは、その温和な表情や穏やかな身のこなしからは想像できないほどの情熱をスピーカー造りに注ぎ込みます。 ハイデルベルグからラーレー、そしてボストンへ。 少年時代のマイケルは、父の勤務する基地から基地へと転居を繰り返しておりました。 一ヵ所に長くとどまることのない生活でしたが、勉強すること、学習することだけは、唯一変わることのなかった彼の基盤でした。 もちろんマイケルは一民間人ですが、達成しうる目標はすべて妥協なく追求し、そのための訓練を怠らないという厳格な姿勢を陸軍大佐であった彼の父から受け継いでいます。
大学に入る頃、既にマイケルは自らの将来を物理科学の世界に見出し、ノース・キャロライナ大学を卒業して物理学の学位を取得します。 しかし、自分の学んだことを早く生かしたいと考えた彼は、大学を出るとすぐに進路を変更、まずニュー・ハンプシャー大学で、そしてのちにノース・キャロライナ大学で、電磁学理論と微積分学の教鞭をとるようになります。1974年、アカデミズムの世界をあとにした彼はボストンに移り、当時まだ設立されたばかりだったスピーカー会社a/d/s社に入社します。 12年間の在職中、彼は研究・開発・製造部門の副社長となり、製品開発の全責任を負うに至ります。
やがて、スピーカー設計の分野で彼が達成しうると考える理想は、同社で実際に行なわれているとことと大きくかけ離れていきます。 そのことを実感するとマイケルの中でゆらめいていた炎は大きく燃え盛り、これぞ自信作と呼べるスピーカーを作り上げたいという情熱がふくらんでいきます。 マイケルに必要なものはすべて同社に揃っていたのですが、残念ながら、彼のプロジェクトが実現できる可能性は同社にはないと考えざるをえませんでした。 マイケルが夢のスピーカーを作り上げるためには、そ
の夢を支えるための会社が必要だったのです。それに、夢を実現するためには、もう一つだけ成すべきことがありました。それは、会社経営のノウハウを身に付けることです。
1986年、マイケルはa/d/s社を辞め、マサチューセッツ工科大学(MIT)にて経営学の修士号を取得します。 毎年わずか50名だけ募集されるスローン特別研究員プログラムの卒業生となったのです。 その後は、ニュー・イングランド州、マサチューセッツ州にていくつかのスピーカー・メーカーや電子メーカーのコンサルティング業務を行って資金を蓄積する方、自分の計画を徐々に進めていきました。 そして5年後、モデル10Tを完成させ、マサチューセッツ州ボストン近郊のウェルスリーヒルズにエイリアル・アコースティクス社を設立しました。
■エイリアル・アコースティクスの「Model-7B」は、高品位な音質をきわめたいリスナーへ向けて設計されたハイ・パフォーマンスな3ウェイ・コラム型スピーカーで、緻密な音楽再生のみならずシアター・システムにも最適なモデル
■「Model-7B」は、幅を抑え、コンパクトなサイズとしたうえで、内部を万全に補強したことにより、キャビネットによる色づけをミニ・モニター・レベルにまで低減、2インチ厚の素材を緊密なマッチングのもとで3面に使用、さらに複層ダンピング・ブロックを要所要所に配置したことも、色づけのないハイ・パフォーマンスを発揮、中域ドライバーは、ウールを充填した独立チャンバーにマウント
■エイリアルのデザイン哲学を忠実に継承する一方で、2本のロング・スロー・ウーファーをこのモデルのために新規に設計、通気性を万全に確保した大型マグネット、40mm口径のコイル、鋳造フレームを採用することにより、高速でダイナミック、かつディープな低域を実現
■再現性能上重要になる中域には、定評のある「Model-CC3」に採用されたタイプのアンシールデッド・バージョンを採用、ナチュラルで際立った分解能を発揮、ツイーターには、エイリアル・オリジナルの、きわめて洗練された10Tをマウントし、デリケートでオープンな、伸びのよい高域再現に貢献
■バイワイヤリング対応のネットワークは、2枚の大型のグラス・エポキシ製回路基板上に組み上げられており、全体にわたって部品と線材を厳選して使用
■きわめて入念かつ美麗な化粧板仕上げで、ミラー・イメージのペアとなっており、特にサイド・パネルは木目のパターンも左右で対称となるよう配慮するなど、仕上げのクオリティーはとりわけ高度なレベルを実現
■オプションのベースにより、床が木材の場合などに低域を引き締め、さらなる高音質と安定性向上を図ることが可能
・型式:3ウェイ4スピーカー
・周波数特性:35Hz~22kHz(±2dB、-6dB at 30Hz)
・音圧レベル:86dB(2.83V/1.0m 軸上にて)
・インピーダンス:6Ω(最小4Ω、低リアクタンス)
・推奨アンプ出力:50~250W(8Ω定格)
・ウーファ-:180mm口径x2本
・ミッドレンジ:127mm口径
・ツイーター:25mm口径
・入力端子:金メッキ、バイワイヤリング対応
・オプション:スパイク付ベース(砂充填式)
価格 762,300円より
サイズ: 216(幅)× 1092(高さ)× 381(奥行き)mm
重量: 43.0 kg